ごあいさつ

この度、日本マインドフルネス学会は、“MBCT Workshop 2017”と題して、オックスフォード大学教授でオックスフォードマインドフルネスセンター所長のWillem Kuyken博士と同センター講師Ee Lin Ong氏を日本に招聘することになりました。

マインドフルネスという言葉は、“マインドフルネスフォーラム2012”実行委員会がジョン・カバットジン博士を日本にお迎えした時より5年を経て、さらに世界中で知られるようになっています。その適応範囲も医療や心理療法にとどまらず、企業や学校におけるメンタルヘルス、少年院や刑務所における更正のための教育、看護・介護、企業やスポーツにおけるパフォーマンスの向上などに拡大され、その有効性が示されつつあります。また、定評ある学術雑誌に、マインドフルネス瞑想が脳の構造と機能を改善することが報告されています。

このような状況を踏まえて、昨年度はMBCT(マインドフルネス認知療法)の開発者のお一人であるMark Williams博士を招聘し、1dayワークショップあるいは3daysワークショップを通じて直接その謦咳に接し、MBCTの理論的枠ぐみや技法の実際についてのみならずマインドフルネス瞑想を心理療法や日常生活に適用する際のポイントなどについて学ぶ機会を得ました。その際に、ウィリアムズ博士はワークショップ参加者の真摯な学びの態度を高く評価して下さり、日本マインドフルネス学会がこうした研修の継続を希望するのであれば、できる限りの支援をしようと言って下さいました。そして今回、学会の意向を受けたウィリアムズ博士のご尽力により、オックスフォードマインドフルネスセンター所長のカイケン博士(オックスフォード大学教授)と同センターのリン講師が来日し、MBCTのプログラムをしっかりと学ぶmodule1と、MBCTを教えるにあたって重要な基本事項から構成されるmodule2、のふたつのワークショップを開催できることになりました。是非、マインドフルネス瞑想およびその指導にご関心のある方は、この機会を活かして戴きたいと存じます。

MBCTのプログラムは、ジョン・カバットジン博士が開発したマインドフルネス・ストレス低減法(MBSR)と8割程度同じとされています。またプログラムの中核にあるのはマインドフルネス瞑想の実践ですので、MBCTのみならずMBSRおよびマインドフルネス瞑想に興味のある方にも有益な機会となると存じます。

この機会が今後のわが国におけるマインドフルネスの研究や実践の展開に寄与することを心から願っております。

日本マインドフルネス学会理事長 越川房子

モジュールの構成

MBCTの指導者となるための実習として4つの研修モジュールが用意されています。
それぞれのモジュールは、以下のように構成されています。

モジュール1.
MBCTを体験する
研修生にMBCTコースを紹介し、MBCTを「インサイド・アウト」で学んでもらう。

モジュール2.
集中基礎トレーニング1  MBCTを指導してみる
MBCTを支える理論(認知科学を含む)、研究、エビデンスベースの考え方、倫理、そしてMBCTカリキュラムを学ぶ。MBCTカリキュラムとは、中核となるマインドフルネスの実践を指導し、クライエントがマインドフルネスの実践を学び練習することを援助すること、MBCTコースの主要素を指導し、クライアントの学びを支援することである。MBCTの実践とカリキュラムの要素を研修生が指導できるようになるために、二人一組で指導者役と学習者役を交代しながら実習する。(「ティーチバック」)。

モジュール3.
マインドフルネスを体験する
マインドフルネスを実際に体験して理解を深め、体現できるようにするために、宿泊設備がある環境で、マインドフルネスの教師とある程度長い時間を過ごす。体験に基づき深くマインドフルネスを理解する場を提供するのが目的で、それは、MBCTを実際に教える際に役立つ。

モジュール4
集中基礎トレーニング2  MBCTをグループに指導する
MBCTを実証する理論とその応用をさらに詳しく教える。より進んだティーチ・バックを取り入れて、少人数のグループに対してMBCTコースのあらゆる要素を教えることを学ぶ。8週間以上かけてMBCTの構成と発展的進化を理解することを始める。

開催名称

MBCT Workshop 2017

開催日程

MBCT 3days Retreat (module 2)

2017年8月16日(水)~18日(金)

MBCT 3days Workshop (module 1)

2017年8月19日(土)~21日(月)

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